奇跡の水 古代水

古代水物語 古代水の特徴 販売方法
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新たなチャレンジ

より安定した水源確保へ

源流水を売り出して27年。わき水は量も質も当時と変わらない。「ようやく水ビジネスに対する確かな手応えを感じられるようになったのですが、今度は現状の水源だけでは需要を賄いきれない心配が出てきました。また、貴重な湧水が地球温暖化によるゲリラ豪雨など異常気象の影響を受けないとも限りません。そこで、より安定した新たな水源を確保する必要性を感じ、リスクを承知で周辺の地質調査をすることにしたのです」
 実際に地質調査を開始したのは、2002年7月のこと。『秩父源流水』が工場を置く大血川流域は、秩父古生層のなかでも1億3000万年~1億5000万年前の砂岩や泥岩を主とした岩盤で構成されていた。地下水を掘り当てることができれば、新たな水源として大いに期待できる。地質調査の結果から有望な場所を3カ所ピックアップし、いよいよ試掘を開始する。しかし、そこには想像を越えた苦難が待っていた。

困難を極めたボーリング作業

命運を左右する決断

「綿密に調査した上で試掘を始めたのですが、1カ所目がダメで2カ所目もダメ。コストだけが、かさんでいきました。そこで、3カ所目は試掘無しで、最後の挑戦としました」
 試掘でも、1か所にかかる費用は1000万円以上。ビジネスが軌道に乗り出したとはいえ、資本金1000万円の会社にとっては大きな負担であった。会社の命運をも左右する決断と言えた。しかし、この3カ所目も、ボーリングは困難を極めた。  「毎日のように現場には足を運びましたが、この場所は異常なまでに岩盤が固かったのです。掘削用のピットが3回も割れ、ついにはトンネルをくり抜く際に使うダイヤモンドピットを使いました。ところが、それでも1日3mも掘り進めないこともありました。しかも、50m掘り進めても、水気はない。何度あきらめようと思ったかわかりません」


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数々の困難を乗り越える創業以来の情熱

ついに新たな水脈を掘り当てる

そんな内藤会長を支えたのは、「秩父のおいしい水を多くの人に届けたい」という創業以来の熱い思いだった。この思いが、数々の困難を乗り越えさせてきたのである。今回もそうだった。事務所にいた内藤会長に、現場から「水脈を掘り当てた」との一報が入ったのだ。
 「矢も盾もたまらず、現場に駆けつけました。すると、ボーリングしていた地点から、噴水のように地下水が噴き上げているではないですか。うれしかったことはもちろんですが、それ以上にほっとしました」


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奇跡!天然のブレンド水

思いがけない分析結果

深度100mの地下から自噴することになった地下水は、さっそく成分検査に出される。

すると、思いがけない分析結果になった。pHが9.8のアルカリ性で、カルシウムとマグネシウムの含有が非常に少ない超軟水であること。
 また、陰イオンとしてメタ珪酸水素イオンや炭酸イオンが含まれ、特にメタ珪酸水素イオンは温泉法が定める温泉の基準値に近い量が含まれていることがわかったのである。
 「周辺の地質は、所々に石灰岩の分布が見られるのにもかかわらず硬度が非常に低いのは、地下水が流れている岩盤の中にたまたま石灰岩がなかったためと考えられます。

その一方で、温泉水に近い成分が含まれているのは、この地下水が山体に浸みこんで古い地層によって濾過された水と、地下深くから上がってきた鉱泉水とが奇跡的に混じり合った水であることを物語っています。

つまり“奇跡の水”といっても過言ではありません」


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秩父古代水と命名

全国に供給できる喜び

苦難の末に掘り当てた地下水は、山奥の石清水が1億年以上も前の岩盤の中を無菌状態で悠久の時をかけてゆっくり流れていることから『古代水』と名付けられた。

まさにこの水は「大地に磨かれ」おいしくなったといえるだろう。
 もし内藤社長のおいしい水に対する情熱がなかったら、古代水と出会うことはなかったに違いない。

内藤社長はいま、この“奇跡の水”を全国の水を愛する人たちに届けることができる喜びをかみしめている。

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